2.通夜ぶるまい終了後
喪主の挨拶(例1)
『皆様、本日は誠にありがとうございました。 おかげをもちまして、とどこおりなく通夜を終えさせていただくことができました。 夜も更けてまいりました。後は家族で見守りますので、皆様、どうぞご自由にお引き取りくださいませ。 』
喪主の挨拶(例2)
『本日は、ご多用中にもかかわらず誠にありがとうこざいました。 おかげをもちましてとどこおりなく通夜を終えさせていただきました。 もう夜も更けてまいりました。明日のお仕事に差し障りがあってはと存じます。 本日はこの辺で終了させていただきたいと存じます。 本日は誠にありがとうございました。 』
世話役代表の挨拶
『本日は突然のことにもかかわらず、○○の通夜にご弔問くださいまして、本当にありがとうございました。 みなさまの温かいお志に故人もさぞかし喜んでいることと存じます。 夜も更けてまいりました。 明日のお仕事に差し支えがありましては○○にしかられてしまいます。 本日はこれで終了させていただきたいと存じます。 どうぞこ自由にお引き取りくださいませ。 』
遺族である場合
通夜・葬儀で挨拶する場合、遺族の立場であれば参列していただいた皆様に、参列してくださったことへの感謝、故人が生前お世話になったことへの感謝を心をこめて表すことを心がけましょう。しかし、大切な人を失った悲しみの中、挨拶することは容易ではありません。したがって挨拶例文などを用いて心を込めて挨拶をしましょう。
参列者である場合
通夜・葬儀に参列した場合の挨拶は、どういった言葉をかけていいものか悩んでしまいます。この場合は手短にお悔やみの挨拶を故人の死を悼む気持ちを込めて行ってください。 また、「重ね重ね」「また」「もう一度」など繰り返しを連想させる忌み言葉は使わないように注意しましょう。死を表す言葉を使う場合は、仏教では「成仏」「冥福」、神道では「永別」「帰天」、キリスト教では「召天」「神のもとに召された」など宗教ごとの違いに注意してください。