3.喪主が息子の場合の挨拶
『皆様、本日はお足下の悪い中、ご多用中にもかかわらず、故○○の葬儀、並びに告別式にご会葬くださいまして、ありがとうございました。 また、たくさんの方にご丁寧にお見送りいただき、厚く御礼申し上げます。
私は故人の長男○○でございます。 亡き父は、生前皆様より、ひとかたならぬご厚情をいただいておりましたが、葬儀に当たりましても、このように大勢のかたにお見送りいただき、さぞかし喜んでおることと存じます。 (定年後は、趣味の絵画に旅行にと、好きなことをして暮らしておりました。悔いのない一生であったと思います。) 皆様、父亡き後も故人同様のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。 本日は誠にありがとうございました。 』
遺族である場合
通夜・葬儀で挨拶する場合、遺族の立場であれば参列していただいた皆様に、参列してくださったことへの感謝、故人が生前お世話になったことへの感謝を心をこめて表すことを心がけましょう。しかし、大切な人を失った悲しみの中、挨拶することは容易ではありません。したがって挨拶例文などを用いて心を込めて挨拶をしましょう。
参列者である場合
通夜・葬儀に参列した場合の挨拶は、どういった言葉をかけていいものか悩んでしまいます。この場合は手短にお悔やみの挨拶を故人の死を悼む気持ちを込めて行ってください。 また、「重ね重ね」「また」「もう一度」など繰り返しを連想させる忌み言葉は使わないように注意しましょう。死を表す言葉を使う場合は、仏教では「成仏」「冥福」、神道では「永別」「帰天」、キリスト教では「召天」「神のもとに召された」など宗教ごとの違いに注意してください。