1.精進落とし、四十九日法要の場合
精進落としの宴席での喪主の挨拶
『 本日は亡き○○のために、いろいろとお心づかいをいただき、誠にありがとうございました。 おかげさまで、とどこおりなく葬儀をすませることができ、故人も喜んでいることと思います。 ささやかではございますが、精進落としのお膳を用意いたしましたので、故人を偲びなから召し上がっていただければ幸いです。 』
四十九日法要の喪主が妻の場合の挨拶
『 本日はご多用中を、○○の四十九日の法要にご列席くださいましてありがとうございます。 おかげさまで埋骨の儀もとどこおりなく終了させていただきました。 ○○が亡くなりましてから、しばらくは火が消えたようでございましたが、ようやく元気が戻ってきたところでございます。 故人はにぎやかなことが大好きな人でしたので、生前親しくしていただいた皆様方にお集まりいただき、さぞかし喜んでいることと存じます。 ささやかではございますが、酒食をご用意いたしました。 故人を偲びなから、ゆっくりとお過ごしいただくのが何よりの供養になるかと存じます。 本日はありがとうございました。 』
遺族である場合
通夜・葬儀で挨拶する場合、遺族の立場であれば参列していただいた皆様に、参列してくださったことへの感謝、故人が生前お世話になったことへの感謝を心をこめて表すことを心がけましょう。しかし、大切な人を失った悲しみの中、挨拶することは容易ではありません。したがって挨拶例文などを用いて心を込めて挨拶をしましょう。
参列者である場合
通夜・葬儀に参列した場合の挨拶は、どういった言葉をかけていいものか悩んでしまいます。この場合は手短にお悔やみの挨拶を故人の死を悼む気持ちを込めて行ってください。 また、「重ね重ね」「また」「もう一度」など繰り返しを連想させる忌み言葉は使わないように注意しましょう。死を表す言葉を使う場合は、仏教では「成仏」「冥福」、神道では「永別」「帰天」、キリスト教では「召天」「神のもとに召された」など宗教ごとの違いに注意してください。